PALL MALL's Blog

備忘録的な何かを拙いながらもポツポツと

【山形県】平成25年産米の放射性物質検査結果(第1報)

今年も始まった山形県産米の放射性物質検査。

検査結果の前に、まずは昨年の検査との違いを簡単に比較してみる。

 

平成25年度 検査概要

 [出荷前検査*1

・検査対象・・・旧235市町村単位*2を基本に地域的な繋がりや作付状況等により調整する

・検体数・・・・・200点程度

[ブランド戦略検査*3

・「つや姫」  :旧市町村単位*444点

・「その他品種」:市町村等の希望による3点

平成24年度 検査概要

 [出荷前検査]

・検査対象・・・旧235市町村単位を基本として市町村単位に複数地点

・検体数・・・・・231点(当初予定は237点程度)

[ブランド戦略検査]

・「つや姫」  :旧市町村単位に44点

・「その他品種」:

 

出荷前検査は見ての通りで昨年度の検体数からは30点程度の減少となる模様。

検査対象の考え方の変化を見ても、減少となる要素を含ませている。

一方のブランド戦略検査に関しては大幅な増減は無いとみていいだろう。

現在の山形県の状況を考えると、検体数の減少は妥当な対応だと感じている。

 

続いて第1報(※PDF)の検査結果。  

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出荷自粛を解除した市町村マップ(平成25年9月3日現在)

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検出下限値を見る限りでは、今年も昨年レベルの検査の精度となっている。

個人的には、総合的に判断してこの程度のレベルで妥当だと考えているし、

これまでの様々なデータから見ても、今年度の結果も全て ND となる事だろう。

(実際にはもう少し厳しいレベルでもNDだとは思うが) 

 

 

正直言って、私は検査結果よりも検査対象から外れた検体が気になっている(笑)

そんな気になる検体数だが、第1報の小国町・旧櫛引町は共に昨年と変わらず。

今年の検査でどの旧市町村が対象から外れるのかは今後の検査結果待ちとなった。

 

対象から外れた経緯やその課程を様々な面から分析するのは、地域の色々な面や

県の検査に対する考え方がそれとなく見えてくるだろうから、私としては興味深い。

*1:国が示した検査の考え方に基づいた検査

*2:昭和25年2月時点の旧市町村単位

*3:山形県独自の対応として晩成品種「つや姫」等のブランド米を対象とした検査

*4:平成の合併前の旧市町村単位